平素よりお世話になっております。
先日、バイオセーフティ技術認定者更新研修会および試験を受講させて頂きました。
バイオセーフティ技術認定者は、バイオメディカルサイエンス研究会様による
3年に一回の研修会および試験を受講することが必須となります。
研修会では基礎的なおさらいになりますが、認定試験を通過したり、
資格を取得すること以上にこういった「維持・管理」の重要性を感じさせられます。
例えばエンベロープのないウイルスにエタノールをかけたところで効果はありませんが、
いざノロウイルスとエタノールしかない状況になった場合、きちんと対応できるか!?
など考えさせられました。
こういったことは弊社でも同様に実践されております。
定期的に教育訓練が開催され、場合によっては試験も実施されます。
その試験内容を少しご紹介させて頂きます。
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▶ 製造手順書に基づいて作業を行う理由は、コストを含め効率よく製品を製造するためである
▶ 製造作業中、製造指図書に明らかな間違いを発見したため、作業担当者は直ちに訂正し作業を続けた
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関係者の皆様ならお分かりのとおり、どちらも誤りでございます。
あくまで上記は品質管理の一部ですが、
このように常日頃からのリスクアセスメントとそれを基にした経験、
そして経験により培かわれたノウハウこそが最終的な「技術や実力」に繋がるわけで、
繰り返しになりますが、試験や資格「取得」以上に「維持・管理」は重要であると考えます。
研究課・齋藤